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Monthly Archives: 2月 2005

○スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
・ミハエル・シューマッハ
・ルーベンス・バリチェロ

フェラーリの新車の投入は、ヨーロッパラウンドからの予定。横綱相撲の貫禄。新車の空力への解釈は独自の道を行く。
パッケージングという意味では、今年も最も高レベルに位置すべきなのは疑うまでもない。車体、エンジン、タイヤ、チーム戦略、そしてドライバーまでもを含んでの意味で。
ひょっとしたら今年最高の車体は、ルノーかマクラーレンかもしれない。しかし今年も終わってみればミハエルがチャンピオンになると思う。
他チームはチームオーダーは出さないが、フェラーリというチームは、勝つためなら手段は選ばない。(チームオーダーは禁止されたが、抜け穴はいくらでもある)

それはこのチームが、F1で勝つことがいかに難しいか知っているということ、それも伝統の力なのかもしれない。

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○ラッキーストライクB・A・R Honda
・ジェンソン・バトン
・佐藤琢磨

昨年は大躍進の年。さらにはホンダによる資本参加。とにかく今年は勝利を最優先にすると公言。色んな意味で勝つ材料は揃ってきた。今年の新車はフロントウイングが目をひく。攻めすぎの印象もあるが、ホンダはそれくらいでいいのだ。
とにかく勝つためにはなにが必要か?冬の間それだけを考えて作られたマシン。テストの結果には不安も残るが、まず一勝するのが史上命題。
バトンは、ウイリアムズとのゴタゴタはどこかいったみたい。でも今年一年だけみたら、ウイリアムズよりもBARbのほうがよかったかもね。
琢磨に求められるのは安定した結果。そして自己ベスト更新。シャンパンを用意して開幕を待ちましょう。

○マイルドセブン・ルノーF1チーム
・フェルナンド・アロンソ
・ジャンカルロ・フィジケラ

テストでも好調の新車。もともとルノーは独自色を強く打ち出すチームだが、今年の新車を見てもそれは明らか。全体として見ても調和がとれてるような印象を受ける。さらには車体後部にはエンジン排熱対策のルーバースリットが「これでもか!」と設けられていて異様な雰囲気。それだけ今年のエンジンの熱対策を重要に感じているのだろう。05年最高の車なのかもしれない。
弱点はドライバーだけになるかもしれない。アロンソはまだ若いか。フィジコは年をとりすぎか。いや、この車ならフィジケラの今までの評価をくつがえすような結果を残せる一年になるかもしれない。

○BMWウイリアムズF1チーム
・マーク・ウェバー
・ニック・ハイドフェルド

去年からがゴタゴタ続きの名門チーム。二人ともドライバーが入れ代わり、しかも新車発表直前まで二人目は決まらないというありさま。最終的にドイツ人のハイドフェルドに決まったのもBMWの意向を無視できなかったからか。新車も今一つ精細を欠いたもののように見える。ハイノーズと、ウイングをつなぐステーは、異様に長くて気持ち悪い。軽くぶつかっただけでとれそう。
今年夏からはEU内でタバコ広告が規制されるが、ウイリアムズはタバコマネーを使っていないチーム。将来に向けての財政的健全性は保証できるチームではある。腐っても名門だ。

○ウエスト・マクラーレン・メルセデス
・キミ・ライコネン
・ファン-パブロ・モントーヤ

昨年度は不振の極みでコンストラクターズは5位と低迷。しかしその恩恵で今年は金曜日にサードカーを走らせることができる。エンジンもタイヤも全く無駄にできない今年の規定のなかで、それと無関係にガンガン走らせられるサードカーの存在は極めて大きい。昨年度BARの躍進もサードカーと無関係ではないと思われる。
それ以前に、今年のテストでの評価は極めて高い。今年のトレンドを取り入れながらも攻めたつくり。今年は安定した結果を残すと思うが、ワールドチャンピオンが出せるか?というと、今年はだせないと思う。

○ザウバー・ペトロナス
・ジャック・ビルヌーブ
・フェリペ・マッサ

フェラーリのBチームのような存在から、今年はミシュランタイヤに変更して明確に脱却することを宣言。車体は正常進化型。サイドポンツーンの下部が大きくえぐられ、また上部には排熱対策のダクトも設けられている。ジャックがどのような走りをするのか楽しみ。

○レッドブル
・デビッド・クルサード
・クリスチャン・クリエン

ジャガーの遺産を正常進化させた車体はレトロチックなカラーリング。極めて堅実な造りに見える。レッドブルらしさが車体にあらわれるのは来年以降になるのだろう。牛型のノーズは見送られた模様。クルサード先生は驚異の残留能力をいかんなく発揮。今後はまろやかな車体開発能力が求められる。

○パナソニック・トヨタ・レーシング
・ヤルノ・トゥルーリ
・ラルフ・シューマッハ
優勝経験のある二人のドライバー、ガスコインの作った車。とにかく金はかかってます。1年間の運営資金はトップクラス。今年の新車は、昨年の正常進化型でオーソドックスで堅実な作り。予選に強いが決勝でちょんぼの“様式美”ツルーリと、兄と比べて精神力は半分以下の“妹”ラルフの組み合わせは面白い。

○ミナルディ
・クリスチャン・アルバース
・パトリック・フリサッハー
○ジョーダン
・ティアゴ・モンテイロ
・ナレイン・カーティケヤン(なぞのインド人ドライバー)

以上のプライベーターチームは、今年も困難な戦いになる可能性が高い。その理由は主に資金難ということに尽きる。
しかし、明るい光もいくつかある。

1.ジョーダン、トヨタエンジン獲得。
 さらに来期より、買収によりミッドランドという(謎の)チームにて参戦。来期もエディージョーダンは、なんらかの形でチームに残るという話だったが、残らなくなるかも、とのこと。まあぐだぐだしてますが、チームの屋台骨はしっかりする方向なのでしょう。

2.大幅なレギュレーション変更
 1レース(予選と決勝)1タイヤセットやら、2レース1エンジンなどにより今年は混乱するレースが多くなる。なので地道に完走だけ狙っていけば、中段チームを喰うくらいのポイントを取れなくもないかも。すくなくともジョーダンにはトヨタより速く走ってもらって、エンジン供給を後悔させて欲しいものだ。

3.ミナルディのエンジンの評判が高い
 コスワースから供給を受けるCR-3L(レッドブルと同じエンジン)の、テストでの評価が極めて高い。とはいえ、ぐだぐだのシャシーなので、どこまで意味があるかはわからない。しかしミナルディ史上、最強のエンジンであることは間違いないらしい。

4.ブリジストンタイヤ
 ザウバ−がM社にチェンジし、ブリジストンはフェラーリと上記2プライベーターのみに供給。もちろんB社はフェラーリしか興味はないのだろうが、勝つために今年の規定に合ったタイヤを作れれば、ミナルディジョーダン(゚д゚)ウマー、という可能性もある。

5.みんなに愛される
 プライベーター冬の時代に参戦を続けるチームは、たぶんみんな大好きだ。ポールストッダード頑張れ。

開幕戦としてすっかり定着したオーストラリアGP。公道を利用したサーキットで、高速コーナーと低速コーナーがバランスよく配置されているが、公道のためにタイヤに負担のかかる厳しいコース。シーズンを占う過酷なレースが繰り広げられる。
(最近は崩れつつあるが)開幕戦ウイナー=ワールドチャンピオン、というジンクスが確かにあった。冬の間の準備を各チームがいかにしてきたかが試される初戦。その重要度は今でも変わらない。
今年は大幅なレギュレーション変更、ドライバーのチーム移動、チームの撤退・買収などの変化があった。今年の各チームの走りを占ってみよう。